量子コンピューティング技術を用いた研究開発を行っています
いまや、私達の生活に欠かせないものとなったコンピュータ・インターネット技術。
さらに、人工知能(AI)・機械学習(マシーンラーニング)などさまざまな技術開発がすすみ
将棋・囲碁などではプロの人間を打ち負かすまでになってきました。
いまのコンピューターの限界をみすえて
そんなさまざまな夢のある話の反面、いわゆるコンピュータの性能アップには
限界が見えてきています。
というのも、コンピュータの心臓部であるCPUやメモリ技術は半導体プロセスでつくりだされていますが
その高精細化に限界がみえてきているためです。
従来のコンピューターの動作原理は、電圧の高低をつけることで「0」と「1」の2ビットを切り替えて
大量の計算をするものでした。
ですので、計算能力を上げるためには、単純に計算回数を増やすことでしか対応できません。
これにたいして量子コンピュータは、従来のコンピューターとは異なる動作原理にて
その計算プロセスを実行するものです。
このあたりの話を厳密にすると、「???」となってしまうとおもうのですが・・・
いまできることから
現在、量子コンピュータを実現する方式として2つの方式があります。
このうち、より社会問題解決への実用化がはやくみえてきている「量子アニーリング方式」を
弊社では重点的に取り組んでいます。
※参考書籍 「量子アニーリングの基礎」
この量子アニーリング方式は、日本が理論の生みの親。
この技術を使うと主に次のような社会問題を解決できると研究されています。
- 混雑緩和問題(道路渋滞・工場内の導線配置など)
- 金融の投資ポートフォリオ組み合わせによる、リスク低減・利益最大化
- 量子シミュレーションと呼ばれる創薬や材料開発
弊社では事業者様がおもちのこれら諸問題に共同で研究開発を行っています。